しかし、劇中にもあるようにラピュタは滅びたのです。
それはなぜなのでしょうか?
ラピュタの中で、シータが言っていましたよね。
「土から離れては生きられないのよ!」と。それはある意味答えですが
抽象的なので、ラピュタが具体的にどう滅びたのか・・なかなかわかりません。
ラピュタがなぜ滅びたのか?その疑問を解決する書物が徳間書店のロマンアルバム。

そこに「ラピュタ帝国の謎」というコラムがあり・・・答えがあります。
それによると・・・
ムスカの家系に伝わる「ラピュタ伝承」によれば、ラピュタが滅びたのは700年前。
この世の全ての富を持ち、贅沢の限りを尽くしていたラピュタ人たちは正体不明の疫病に襲われます。
その病気は免疫機能を侵す病であり・・人々はやせ衰えていき、ささいな病にも耐え切れずに次々と亡くなっていきました。
やがて王の決断により、ラピュタ人は地上に降りる決断をします。
その際、地上の人々の報復を恐れたラピュタ人はひっそりと地上に降り立ち、辺境の地ゴンドアの谷を選びました。
地上に降り立ってからラピュタ人の病気は快報に向かい、どんな富よりも価値のある大自然の価値を見つけます。
それでもはや二度と空中都市に帰ることなく、ラピュタは完全に放棄され、伝説と化していったわけです。